錦織 因縁チリッチと準々決勝で激突「楽しみ」

[ 2015年10月9日 05:30 ]

カートで引き揚げる錦織

男子テニス 楽天ジャパン・オープン第4日

(10月8日 東京・有明テニスの森公園)
 世界ランキング6位で第2シードの錦織圭(25=日清食品)が因縁の相手と再び顔を合わせる。世界14位で第6シードのマリン・チリッチ(27=クロアチア)が、2回戦で同48位のスティーブ・ジョンソン(25=米国)に6―3、6―3で完勝。4大大会初制覇を懸けて昨年の全米オープン決勝で激突した2人が、9日の準々決勝で対戦することが決まった。

 試合はなくともファンの最大のお目当ては錦織だった。錦織が練習コートに姿を見せるとあっという間に人垣ができ、コートを見下ろす会場外の歩道橋にも人だかりができた。1000人以上の熱視線を浴びながら約1時間。それでも錦織は集中してメニューをこなした。

 準々決勝の相手はチリッチに決定。昨年の全米オープン決勝で敗れたライバルに、今年8月の再戦で雪辱を果たしたが、ホームで戦う今回も負けられない。チリッチは昨年の全米オープン優勝後は右肩のケガもあって低迷していたが、復調気配。錦織は「チリッチは最近良くなってきていて全米でも良い結果(ベスト4)を出した。対戦することも多くなってきたので楽しみ」と語った。

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