ニックス指揮官“場外乱闘” 元チームメートの別居中の妻巡り…

[ 2015年10月8日 14:10 ]

ニックスのフィッシャー監督(AP)

 NBAニックスのデレク・フィッシャー監督(41)が現役時代にレイカーズでチームメートだったマット・バーンズ(35=現グリズリーズ)と“場外乱闘”を引き起こしていたことが明らかになった。

 8日付のニューヨーク・ポスト紙よると、事件現場はバーンズの妻で現在別居しているグロリア・ゴーバンさん(45)が住んでいるカリフォルニア州の自宅。5日にここで行われた10人ほどのホーム・パーティーにフィッシャーが加わっていたところ、ゴーバンさんとバーンズとの間に生まれた6歳の双子が150キロ離れた場所でキャンプ中だった父バーンズに「フィッシャーさんが来ているよ」と電話したことから話はこじれ始めた。

 ただでさえ切れやすく暴言などで罰金を科せられたことがあるバーンズは、自分と同じく妻との離婚を申請中のフィッシャーが“自宅”にいることに激怒。車ですぐに駆けつけ、フィッシャーの姿を見つけるやいなや臀部(でんぶ)を蹴り上げ、ゴーバンさんの顔にツバをはいたとされている。すぐに警察に通報されたが、警察官が到着する前にフィッシャーは辞去。刑事事件などには発展しなかった。

 フィッシャーは自分の子どもに会うためにニューヨークからロサンゼルスに到着。その日の夜にパーティーに出席していた。7日になって事実を公表したフィッシャーは「自分は取り乱していないし、チームにも影響はない」とコメント。この日に行われたブラジルのクラブチーム(バウル)とのプレシーズン・ゲームでも指揮を執り、チームは100―81で勝利を収めている。

 バーンズはレイカーズで5季プレーしたあと、今オフにグリズリーズに移籍。フィッシャーとは10年から2季、ともにレイカーズでプレーした。

 なおニックスは1月16日にメンフィス、2月5日にニューヨークでグリズリーズと対戦。この2試合は“因縁の試合”として注目を集めるだろう。

続きを表示

この記事のフォト

2015年10月8日のニュース