錦織、初戦突破!18歳新鋭に苦戦も…連覇へ逆転発進

[ 2015年10月5日 17:46 ]

第2セット、フォアハンドでショットを放つ錦織

 男子テニスの楽天ジャパン・オープンは5日、東京・有明テニスの森公園で開幕。世界ランキング6位で第2シードの錦織圭(25=日清食品)は男子シングルス1回戦で同38位のボルナ・チョリッチ(18=クロアチア)と対戦し、2―6、6―1、6―2で逆転勝ちし、苦しみながらも2連覇へ向けてスタートを切った。

 昨年はナダルを、今年2月にはマリーに勝つなど“ビック4”を撃破した伸び盛りの新鋭を相手に、序盤は堅さの目立った錦織。第1セットの第1ゲームでいきなりブレークを許すと、第3ゲームもブレークされる苦しい展開。第5、7ゲームはものしたが、左右に揺さぶられながらも伸び伸びとプレーする相手に見せ場をつくれないまま、このセットを2―6で失った。

 それでも、第2セットからは本来の調子を取り戻し、第2ゲームをブレークして3ゲームを連取。このセットのファーストサーブの確率が4割を切り、時折厳しい表情も見せたが第6ゲームもブレークし、ゲームカウント6―1で圧倒した。

 ブレークスタートでガッツポーズも飛び出した第3セット。第2ゲームでブレークピンチを迎えたが、サービスエースで切り抜けると、その後はファーストサーブも復調して後は独壇場。6―2で押し切った。 

 8月の全米オープンでの初戦敗退を引きずることなく、プレーを修正しながらの勝利。試合後は笑顔で観客の声援に応えていた。錦織は2回戦で世界ランキング50位のサム・クエリー(27=米国)と対戦する。

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