宇野 圧巻自己新!シニア本格参戦、いきなり世界王者撃破

[ 2015年10月4日 05:30 ]

<ジャパンオープン2015>男子の最高得点を記録した宇野昌磨

フィギュアスケート ジャパン・オープン

(10月3日 さいたまスーパーアリーナ)
 昨季の世界ジュニア王者で今季からシニアに本格参戦する宇野昌磨(17=中京大中京高)が圧巻の演技を披露した。

 冒頭の4回転トーループを成功させると、終盤の4回転―2回転を含め、ジャンプを完璧に決め、世界歴代5位相当となる185・48点をマーク。自己ベスト167・55点を大幅に上回り、昨季の世界選手権王者フェルナンデスを破って男子1位という結果に「満足いく演技ができた」と初々しい表情を浮かべた。

 今季初戦となった9月のUSクラシックは5位だったが「それ以降の練習で頑張ったことが全て出た。達成感があります」と巻き返しに手応えを得た様子。世界選手権3連覇で、今季復帰したチャンは「疲れ知らずの感じだった。僕はキャリアの終わりを迎えているけど、彼のような選手と戦わずに済んでうれしい」と白旗宣言した。高橋大輔に憧れ、浅田に誘われてリンクに立ったという“申し子”の次戦は23日に開幕するGPシリーズ、スケートアメリカ。「自己採点は80点。ジャンプ以外の部分で成長したいし、これがベストではないと思う」と力強かった。

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