錦織“出直し”1勝!完全アウェーも役割きっちり

[ 2015年9月20日 05:30 ]

デ杯コロンビア戦でファジャに勝利した錦織圭(AP)

男子テニス国別対抗戦デ杯ワールドグループ入れ替え戦 日本―コロンビア

(9月18日 コロンビア・ペレイラ)
 シングルス2試合が行われ、日本は世界ランキング6位の錦織圭(25=日清食品)が勝ち星を挙げて1勝1敗とした。同124位のダニエル太郎(22=エイブル)が同59位のサンティアゴ・ヒラルド(27)に敗れたが、錦織は同123位のアレハンドロ・ファジャ(31)に7―6、7―6、7―5で勝利。初戦敗退を喫した全米オープン以来の試合でエースの役割を果たした。第2日の19日はダブルス1試合、最終日の20日はシングルス2試合が行われる。

 ポイントごとに巻き起こる「コロンビア」コール。錦織が第1サーブをミスしただけで歓声が上がった。そんな状況の中、日本のエースは我慢強く勝利をもぎ取った。「テニスを知らない観客もいて久々にアウェーを感じた。精神力が鍛えられた」と苦笑いで語った。

 結果だけ見ればストレート勝ちだが、中身は接戦だった。第1試合でヒラルドが熱戦をものにし、2番手のファジャも勢いづいた。世界ランクでみれば6位と123位。しかし錦織はブレークしても追いつかれ、第1、第2セットともタイブレークに持ち込まれた。タイブレークでは集中し直して序盤に連続得点を奪ったものの、勢いが実力以上のものを引き出すチーム戦の怖さだった。

 標高1400メートルの高地でボールが飛びやすく、赤土のコートはイレギュラーも多かった。「相手のセカンドサーブで攻めようと思ったが、はじかれる場面も多くて思うようにプレーできなかった」。リターンやショットの距離感にばらつきがあり「この高地で100%のプレーは難しい」と割り切ってプレーせざるを得なかった。

 全米オープン初戦敗退のショックもまだ残っていたはずだ。全米後に自らのブログでは「ニューヨークから帰ってきて久しぶりにモチベーションがもの凄く下がってしまいました」といい、「練習に行くのがこんなに嫌になったのは久しぶり」とつづっていた。

 しかし今回はベテランの添田豪(31)が外れ、錦織がチーム最年長。初代表のメンバーもいる中でリーダーの役割を果たす必要がある。自分のことよりまずチームのために。そうすることが結果的には、錦織に立ち直りのきっかけを与えてくれるかもしれない。

 ▽デ杯(デビスカップ) 1900年に英米対抗戦として始まった男子の国別対抗戦。今年は125カ国が参加。81年から16カ国で構成されるワールドグループ(WG)を頂点とする方式となった。下部は3地域に分かれ、それぞれ4部まである。WG1回戦で敗れた国は1部との入れ替え戦に回る。入れ替え戦は3日間でシングルス4、ダブルス1の計5試合を行い、3戦先勝。勝ったチームは翌年のWG入り、敗れたチームは地域グループに入る。日本は初参加の21年に準優勝したのが最高成績。昨年はWGで初の8強入りを果たした。

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