2セット連取から…日本、強敵イランに敗れ3敗目喫す

[ 2015年9月18日 21:58 ]

第1セット、石川がスパイクを放つ

 バレーボールのワールドカップ(W杯)男子大会第8日は18日、大阪市中央体育館などで行われ、世界ランキング20位の日本は同11位のイランと対戦。25―22、25―23、18―25、12―15で逆転負けし、通算成績を5勝3敗とした。勝ち点は15で順位は6位のまま。今大会上位2チームに与えられるリオデジャネイロ五輪出場権獲得は、非常に厳しくなった。イランは3勝5敗で勝ち点9。

 過去5年で1勝8敗と分の悪い格上のイランを相手に第1セットは、腰痛で前日のベネズエラ戦のスタメンを外れた柳田をはじめ「NEXT4」が躍動。柳田がブロックアウトを狙う巧みなスパイクを披露すれば、石川をバックアタックを決めるなど終盤で抜け出し25―22で先取した。

 第2セットはイランに序盤に5連続ポイントを許すなどリズムに乗れない中、柳田の連続サービスエースなどで盛り返し、決して主導権は渡さない。サイドアウトを繰り返しながら最後は出来田のサービスエースで振り切り25―23で連取した。

 常にリードを許す展開となった第3セットは、石川がサーブで狙われ攻撃を封じられると、サーブミス、さらにブロックも機能せず18―25で落とした。

 第4セットも序盤からリードを許す展開。中盤に柳田のサーブなどで追い上げ、終盤までもつれる展開も、25―21で押し切られた。

 最終セットは、中盤に4連続得点を許す苦しい展開。それでも石川らの活躍で終盤まで粘ったが12―15で取られた。

 日本の次戦は21日、場所を東京(代々木第一体育館)に移してアルゼンチンと対戦。22日にポーランド、最終日23日はロシアと顔を合わせる。
 
 ここまで全勝の米国はチュニジアを退け8連勝で回地点24。ポーランドもオーストラリアを下し8連勝で勝ち点23。ロシアはエジプトに3-0、イタリアもベネズエラにストレート勝ちし、ともに1敗を守った。

 ▽リオデジャネイロ五輪への道 女子と同様出場枠は12で、開催国のブラジルは決定している。W杯上位2チームが出場権を獲得。アジア、アフリカ、欧州、南米、北中米の各大陸予選の優勝国、16年5月の世界最終予選(東京体育館)で4カ国が決まる。アジア大陸予選は世界最終予選と兼ねて開催される。

 ▼南部監督の話 本当に紙一重だった。だが、そこが乗り越えなくてはいけない壁。攻撃につなげる安定したレセプションなどを身につけることが必要。

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2015年9月18日のニュース