五輪新エンブレム決定へ「準備会」初会合 メンバーは15~20人

[ 2015年9月18日 18:42 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は18日、シンボルマークとなる公式エンブレムの新しいデザイン決定に向けた「準備会」の初会合を東京都内で開き、選定を担う「エンブレム委員会」(仮称)をスポーツや芸能、経済など各界の識者15~20人で構成することを決めた。東京芸術大の宮田亮平学長や元女子テニス選手の杉山愛さんら6人の準備会メンバーも入る。

 準備会は21、24日にも開催し、28日の組織委理事会でエンブレム委のメンバーや新デザインの基本方針決定を目指す。白紙撤回された旧エンブレムの選考では、応募資格を限定したことや、8人の審査委員全員をデザイン界から選んだことで批判を受けたため、準備会の宮田座長は「できるだけたくさんの方に参加してもらい、ときめきを共有できるエンブレムを目指す」と話した。

 準備会は旧エンブレム問題の検証も担うが、デザインを手掛けた佐野研二郎氏や審査委員代表を務めた永井一正氏への聞き取り調査を実施しない方針が明らかになり、責任の所在が不明確なまま再出発する懸念も浮上した。

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2015年9月18日のニュース