9秒台実現へ夢タッグだ!桐生&サニブラウン合同練習計画

[ 2015年9月14日 06:35 ]

合同練習計画が浮上した桐生(右)とサニブラウン

 短距離界のホープ2人が強力タッグを組む。陸上男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(19=東洋大)と、世界選手権の男子200メートルで準決勝進出を果たしたサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高)の合同練習計画があることが13日、分かった。早ければ年内に国内施設で実現する。2人のタイミングが合えば、来年に米合宿&レース参戦プランも浮上している。

 夢の9秒台へ、日本の至宝が手を組む。桐生陣営とサニブラウン陣営が合同練習の計画を練っていることが分かった。今夏の世界選手権(北京)の日本選手団に加わった東洋大の土江寛裕コーチ(41)と、城西高の山村貴彦監督(36)が現地で交流し、話が膨らんだ。早ければ年内にもゴールデンコンビの結成が実現しそうだ。東洋大の土江コーチは今後の見通しをこう説明した。

 「NTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)なら城西高校から近いですし、状況が合えば一緒に練習ができると思います。桐生も速い選手と走ることで刺激になると思います」

 最初に話を振ったのは、サニブラウン側。山村監督の「速くなるためには速い選手と一緒に練習をした方がいい」という考えが発端だ。世界選手権の男子200メートルで準決勝進出を果たした16歳は今後、100メートルを強化する方針。桐生のスピードを体感すれば、粗削りなままで6月の日本選手権で2位になった力がさらに伸びる可能性が高い。高校生と大学生では練習スケジュールが異なるため、あくまで双方のタイミングが合った時という制約が付くものの両者の考えは一致している。

 桐生は前日12日の日本学生対校選手権・男子100メートルで優勝。10秒19で走り、5月末に起こした右太腿裏肉離れからの復活の第一歩をしるした。大会前にはサニブラウンについて語っており、「話をしたことはありません。僕が故障している間に代表に入ったので、ちょっと分かりません。走りが大きい選手と思う」と、印象を口にしていた。

 現在、フランスへ遠征中のサニブラウンは、20年東京五輪での活躍が期待される日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」に選ばれているため、海外合宿の際には支援を受けられる。2人の時期が合えば、米国での合同トレ&レース参戦に発展する可能性もある。来年のリオデジャネイロ五輪出場への期待がかかる短距離界のホープ。2人の融合がどんな化学反応を起こすのか、楽しみは尽きない。

 ▽リオデジャネイロ五輪出場への道 選考優先順は(1)日本陸連が定める派遣設定記録(世界ランキング12位相当)を満たし、来年の日本選手権で8位以内(2)五輪の参加標準記録を切り、来年の日本選手権優勝(3)五輪の参加標準を切り、日本選手権3位以内。サニブラウンは既に200メートルの参加標準記録(20秒50)を切っている。100メートルの参加標準記録は10秒16。

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