33歳ペンネッタ イタリア勢対決制し女子最年長の4大大会初制覇

[ 2015年9月14日 05:30 ]

トロフィーを手におどけるペンネッタ(AP)

テニス全米オープン第13日

(9月12日 ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 イタリア勢対決となった女子シングルス決勝は第26シードのフラビア・ペンネッタが世界ランキング43位のロベルタ・ビンチを7―6、6―2で下し、初優勝。33歳6カ月での4大大会女子シングルス初制覇は68年のオープン化以降で最年長となった。

 5歳でテニスを始めた時は国内大会で活躍するのが夢。それから28年、ペンネッタが初めてビッグタイトルを獲得した。「優勝できるとは思っていなかった。もう一つの夢がかなった」4大大会初のイタリア勢同士の決勝に同国のレンツィ首相も駆けつけた。互いに硬かった第1セットはタイブレークでビンチがミスを連発。第2セットはペンネッタがバックハンドの強打を取り戻し、3つのゲームをブレークして押し切った。

 オープン化以降、33歳6カ月での4大大会初制覇は女子最年長。頂点に立つまで49大会を要したのも最多記録となった。

 表彰式では「1カ月前に今年でテニスをやめることを決断していた」と驚きの引退宣言。イタリア連盟の寄宿先のルームメートとしてジュニア時代を過ごし、国別対抗戦フェド杯で一緒に世界一に輝いたこともある仲間と、最後の4大大会で王座を争い「私の人生は完璧だった」と笑った。

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2015年9月14日のニュース