武藤 ホスト片山に勝った!「自信になる」3ダウンから逆転

[ 2015年9月14日 05:30 ]

優勝トロフィーを見せる武藤

片山晋呉インビテーショナル・ネスレ日本マッチプレー選手権レクサス杯最終日

(9月13日 北海道恵庭市・恵庭カントリー倶楽部=6988ヤード、パー72)
 準決勝と決勝が行われ、決勝で武藤俊憲(37=赤城CC)がホストプロの片山晋呉(42=イーグルポイントGC)を3アンド1で破り、初優勝した。武藤には優勝賞金7000万円に加え、副賞として来季の欧州ツアー公式大会への出場権などが贈られた。

 片山との決勝。武藤は3番で3ダウンと劣勢に立たされた。「近年の片山さんになかった物凄いものを感じた。そのまま寄り切られると思った」と完全に押されていた。

 しかし相手がボギーとした4番で流れが変わった。「片山さんもミスをするんだなと冷静になれた」。7番で2打目をピンに絡めてバーディーを奪いオールスクエア。続く8番で1アップとした。再び追いつかれた後は13番から3連続バーディー。ボギーなしで永久シード選手を振り切った。

 「片山さんに良いプレーをされたら勝てない。どうやってプレッシャーをかけるか考えていた。自分をコントロールして勝てたので自信になる」と満足げにうなずいた。

 欧州ツアー、ハッサン2世トロフィー(モロッコ)16年大会の出場権を獲得した。「海外に出ればゴルフの幅が広がる。でも、もうそれだけでは許されない年齢。予選通過では満足できない」と志は高い。海外挑戦には苦い経験が多い。3度出場したメジャー全英オープンは2度予選落ちした。

 それでも「このゴルフができれば絶対通用する。(海外は)芝も土も違う。それに慣れれば成績も出る」と言い切る。ツアー6勝の実力者は「日本には日本の技術がある」と決意をにじませた。

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2015年9月14日のニュース