皆川15位、新体操日本に五輪枠 個人3大会ぶり

[ 2015年9月12日 08:13 ]

個人総合で15位に入った皆川夏穂のクラブの演技

 リオデジャネイロ五輪予選を兼ねる新体操の世界選手権第5日は11日、ドイツのシュツットガルトで個人総合決勝が行われ、皆川夏穂(イオン)が4種目合計69・399点の15位で、日本に個人で3大会ぶりとなる五輪出場枠「1」をもたらした。

 皆川はボールで17・700の高得点をマークするなど大きなミスなく演じ、五輪出場枠が獲得できる15位以内にぎりぎり滑り込んだ。早川さくら(イオン)はリボンが16・766点に終わるなど得点を伸ばせず、合計69・065点で17位に終わった。

 日本体操協会は今後、皆川と早川を競わせて代表1人を選ぶ方針。詳細な基準は後日決める。

 3種目で19点台をマークしたヤナ・クドゥリャフツェワ(ロシア)が、合計75・632点で大会3連覇を果たした。

 8位までが自動的に出場権を獲得する団体は、12日に決勝が行われる。

 ▼皆川夏穂の話 試合を最後まで楽しもうと思って臨んだ。4種目(手具の)落下ミスなしでやりきれたのは良かった。絶対に五輪に行きたい気持ちがあったので、(まずは)枠を取ることができてうれしい。

 ▼山崎浩子・日本体操協会新体操強化本部長の話 皆川は4種目(すべて)で手具の落下ミスなく抑えたのは、すごく良かった。早川は2、3種目目で意志が弱くなっている感じがした。(共同)

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2015年9月12日のニュース