女子バスケは「隼」 ムササビ、雷神…実力と人気で広まるジャパン愛称

[ 2015年9月7日 18:01 ]

川淵会長を囲んで笑顔を見せる隼ジャパン(前列左から)本川、篠崎、町田、吉田、栗原(後列右から)三谷、王、高田、間宮、山本、宮沢

 あなたはいくつ知ってますか?スポーツで各競技の日本代表を示す愛称「○○ジャパン」。メジャーなスポーツでは「ハリルジャパン」など指揮官の名前が頭に付くサッカー男子日本代表、サッカー女子代表の「なでしこジャパン」、野球の男子代表の「侍ジャパン」などがある。

 5日のアジア選手権で16年リオデジャネイロ五輪出場権を獲得した女子バスケットボール代表の愛称は「隼(ハヤブサ)ジャパン」だが、残念ながらまだ定着はしていない。あるスポーツ番組ではキャスターが「ムササビジャパンでしたっけ?」とコメントしたが、これはハンドボール男子代表の愛称。お茶の間で競技名と愛称が一致するスポーツはごくわずかだ。

 しかし、実力と人気で全国区の知名度になることを示したのが「なでしこジャパン」だ。04年に一般公募により、清楚で凛(りん)とした美しさを持つ日本女性を称える言葉「やまとなでしこ」から名づけられた。04年のアテネ五輪でベスト8に進出、その後11年のW杯で優勝して一気に浸透。同年、「なでしこジャパン」として国民栄誉賞に輝き、流行語大賞も獲得した。五輪やW杯などのビックイベントでの快進撃が愛称定着の理由であるのは間違いないだろう。

 団体競技でリオ五輪出場権獲得の一番乗りを果たした女子バスケの「隼ジャパン」。アジア選手権決勝では強敵中国を圧巻の試合内容で撃破。国内男子リーグの統合問題で、国際試合の無期限禁止処分を受けていたが、逆境をはねのけての五輪出場決定は注目を集めた。五輪本番で劇的なメダル争いなど繰り広げたら16年の流行語大賞に「隼ジャパン」がノミネートする日がくるかもしれない。他の競技を含めて「○○ジャパン」に注目だ。

 ▼主な競技の愛称は以下の通り

・ハリルジャパン
(サッカー男子代表。指揮官の名前が付く)
・なでしこジャパン
(サッカー女子代表)
・侍ジャパン
(野球の男子代表)
・マドンナジャパン
(野球の女子代表)
・若武者ジャパン
(野球の大学男子代表)
・隼ジャパン
(バスケットボール男子&女子代表)
・スマイルジャパン
(アイスホッケー女子代表)
・さむらいジャパン
(ホッケー男子代表)
・さくらジャパン
(ホッケー女子代表)
・トビウオジャパン
(競泳代表)
・マーメイドジャパン
(シンクロ代表)
・ポセイドンジャパン
(水球代表)
・ムササビジャパン
(ハンドボール男子代表)
・おりひめジャパン
(ハンドボール女子代表)
・龍神ニッポン
(バレーボール男子代表)
・火の鳥ニッポン
(バレーボール女子代表)
・フェアリージャパン
(新体操団体代表)
・クリスタル・ジャパン
(カーリング代表。「カー娘」の愛称も)
・エディージャパン
(ラグビー男子代表。指揮官の名前が付く)
・さくらフィフティーン
(ラグビー女子代表)
・DANGANジャパン
(ボブスレー代表)
・クルージャパン
(ボート代表)
・雷神ジャパン
(空手代表)
・野武士ジャパン
(ホームレスサッカー代表)

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