フェデラー 猛暑もなんの!16強入り 衰えなし34歳

[ 2015年9月7日 05:30 ]

ベスト16入りを果たしたフェデラー(AP)

テニス 全米オープン第6日

(9月5日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 男子シングルス3回戦で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第29シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6―3、6―4、6―4で下し、4回戦に進んだ。女子シングルスは、第5シードのペトラ・クビトバ(チェコ)や11年大会優勝のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)が3回戦を勝ち上がった。

 暑さで棄権が相次ぎ、本来のプレーを発揮できない選手も多い中、34歳のフェデラーは涼しい顔でベスト16入りを果たした。世界ランキング29位のコールシュライバーに力の差を見せつけ「要所で大事なポイントを取れた」と満足そうだった。

 重要な場面を見極め、ギアを上げた。第1セットは第2ゲームでブレークに成功。第1サーブが決まる確率が下がった第2セットは自身がサーブの第4ゲームを落としたものの、直後の第5ゲームを奪い返した。主導権を渡さず、試合運びのうまさが光った。

 しのぎを削ってきたナダル(スペイン)が前日、3回戦で敗退。「彼にとっては厳しいが、勝ったフォニーニ(イタリア)が素晴らしい試合をした」と評した。好敵手には衰えも指摘される一方、自身は04年から5連覇した相性のいい大会で順調な歩みを続けている。

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2015年9月7日のニュース