木村“専門外”種目でもV ジャパンパラ水泳大会

[ 2015年9月7日 05:30 ]

 ジャパンパラ水泳大会は6日、東京・辰巳国際水泳場で最終日の種目を行った。今年の世界選手権でリオ・パラリンピック内定1号を勝ち取った木村敬一(24=東京ガス)は“専門外”の自由形、背泳ぎの100メートル(S11クラス)で優勝し存在感を見せた。また、復帰した成田真由美(45=横浜サクラ)は自由形でもS5クラスを制した。成田を含め、リオ大会の参加標準記録突破者は今大会で3人増え、計24人。7日で開幕までちょうど1年となるリオ大会の出場権は、来年1月31日までの参加標準記録突破者の人数に対して配分される。

 今年7月の世界選手権(英国)で100メートルのバタフライと平泳ぎの2冠に輝いた木村は、最終日の背泳ぎと自由形に出場。すでにリオ内定となっており「レースで体を追い込んでいく」という目標の下、2日で計8本のレースに挑戦し「やっぱり疲れました」と苦笑いを浮かべた。それでも「自由形は基礎体力の強化のためにも必要。フォームも直していきたい」と前向きで「今後もレースでしか経験できないつらさを味わっていきたい」と話した。

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2015年9月7日のニュース