“飛ばし屋”額賀 難コース攻略68!ツアー初Vへ4差2位発進

[ 2015年9月4日 05:30 ]

<フジサンケイクラシック 初日>1番、ティグラウンドでギャラリーの歓声に応える額賀辰徳

男子ゴルフツアー・フジサンケイ・クラシック第1日

(9月3日 山梨県富士河口湖町 富士桜カントリー倶楽部=7471ヤード、パー71)
 ツアー屈指の飛ばし屋・額賀辰徳(31=フリー)が距離の長い難コースを攻め落とし6バーディー、3ボギーの68で回った。ツアー初勝利に向けて首位と4打差の2位と好発進。李京勲(24=韓国)が64をマークして単独首位に立った。
【第1R成績】

 14番はパーに終わったものの340ヤード、15番は320ヤード飛ばしてバーディーを奪った。568ヤードの17番パー5は2打目でグリーンそばに運んでバーディー。距離の長いコースを難なく攻略した額賀は「1Wでバチンといけば短いの(番手)で狙える。みんなは長いと言うけど自分は楽にプレーできる」と笑った。

 09、10、12年はドライビングディスタンス1位。試合数の少ない今季はランク外だが、1位のW・J・リーを約3ヤード上回る298・88ヤードを記録する。飛距離を捨てスコアをまとめようとしたこともあるが、「谷口(徹)さんと100ヤードから勝負しても勝てない。でも飛距離なら勝てる」と今は飛距離にこだわる。

 「ダスティン・ジョンソンに追いつきたい」と平均飛距離319・1ヤードで米ツアー1位の飛ばし屋に刺激を受ける。1、2月には週1回、芝生のグラウンドを借りて100メートルダッシュ50本をこなした。太腿が太くなり、ヘッドスピードは秒速54メートル、ボールの初速は同84メートルとハイレベルな数値を記録した。レギュラーツアーは4試合予選落ちが続く。残り3日間に向けて「後悔のないゴルフをしたい」と無欲を強調した。

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2015年9月4日のニュース