土居 第12シードに勝利目前も…「焦って」自滅

[ 2015年9月4日 05:30 ]

ベンチッチに逆転負けした土居(AP)

全米オープンテニス第3日

(9月2日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 女子シングルス2回戦で、世界ランキング88位の土居美咲(24=ミキハウス)は世界12位の第12シード、ベリンダ・ベンチッチ(18=スイス)に7―5、6―7、3―6で敗れ、3回戦進出はならなかった。

 善戦も及ばなかった。4度目の全米で初勝利を挙げた土居は勢いそのままに、第12シードの格上を相手に第1セットを6―5からブレークして7―5で先取。しかし、第2セット第12ゲームで3度のマッチポイントを逃すと、タイブレークを押し切られた。

 「マッチポイントの場面は勝ちを意識して少し焦ってしまった。それを落として引きずってしまった」。ベンチッチはライン判定への不満から第2セット途中で涙するなど精神的に追い込まれていたが、土居は自らの自滅で相手に隙を与えてしまった。

 2時間49分の激戦を終えると「上位選手には少ないチャンスをものにしないといけない」と反省が口をついた。それでも、ウイナーは相手の30本を上回る39本。サウスポーからのフォアハンドが効果的に決まり「手応えは感じた」と敗戦の中に収穫も得た様子だ。

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2015年9月4日のニュース