七戸、リベンジならず銀メダル 2年連続絶対王者に挑戦も

[ 2015年8月30日 05:30 ]

男子100キロ超級決勝でフランスのリネールに敗れた七戸(左)(AP)

世界柔道第6日 男子100キロ超級

(8月29日 カザフスタン・アスタナ)
 リベンジの舞台は完敗で終わった。1年前は得意の大内刈りでリネールを慌てさせた七戸だったが、2年連続で臨んだ決勝では果敢に攻め込んだものの、自分の間合いをつくれなかった。1分すぎにともえ投げ気味の引き込み返しで技ありを奪われ、指導は3つずつと抵抗はしたが、足技は出ず、見せ場はつくれなかった。

 6連覇中だった絶対王者とは5月のマスターズ大会では力負けしたものの「昨年よりは力と技が通用する」と手応えを感じていた。試合前には、全日本男子の井上康生監督からも「十分に世界と戦えるレベルに上がった」と自信を持って送り出されたが、この階級の日本勢で12年ぶりとなる世界選手権制覇はならなかった。「重量級の先輩方が築いたものを引き継ぎたい」。世界一を目指す挑戦は、来年以降に持ち越された。

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