錦織「100%の状態で臨める」4大大会初Vへトップ10の自覚

[ 2015年8月30日 05:30 ]

全米オープンの開幕を前に練習で汗を流す錦織圭

 31日(日本時間9月1日未明)に開幕するテニスの4大大会、全米オープンに向けて、第4シードの錦織圭(25=日清食品)が28日に記者会見を行った。

 準優勝した昨年は直前に右足親指の手術を受けて不安を抱えたままの大会スタートだったが、今年は痛めていた左でん部も回復。「去年は不安が100%を占めていた」と振り返るのとは対照的に、今回は「ケガは意外とすぐ治って、しっかり練習ができたので100%の状態で臨めると思う。今回は体力的にも自信を持って臨める」と万全の状態であることを強調した。

 悲願の4大大会初優勝へ「自分自身のプレーを貫いていけば、大会後半にいけるチャンスはある」ときっぱり。31日か9月1日に行われる1回戦は世界ランキング41位のブノワ・ペア(26=フランス)と対戦する。 

 ◆昨年の錦織の全米オープン 世界ランキング11位だった錦織は第10シードで出場した。8月上旬に右足親指裏の腫れ物を切除し、8月に予定していた2大会を欠場した。大会開幕1週間前に練習を再開したにもかかわらず、4回戦で第5シードのラオニッチ(カナダ)、準々決勝で第3シードのバブリンカ(スイス)との4時間を超える熱戦を制し、準決勝では第1シードのジョコビッチ(セルビア)に勝利。決勝は第14シードのチリッチ(クロアチア)にストレート負けを喫した

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