大野、40年ぶり日本人対決制し金!「挑戦者の気持ちで戦った」

[ 2015年8月27日 05:30 ]

男子73キロ級決勝、中矢(左)を破り優勝した大野(AP)

世界柔道第3日

(8月26日 カザフスタン・アスタナ)
 男子73キロ級は大野将平(23=旭化成)が中矢力(26=ALSOK)との日本人対決を制して2年ぶり2度目の王座に就いた。

 2年前は大野、昨年は中矢。その2人の王者が決勝で相まみえた。結果は3歳年下の大野に軍配。ライバルを退けた23歳は「僕の方がまだ下だと思っていた。勝つだけでなく内容も求められていた。挑戦者の気持ちで戦った」と充実感をにじませた。

 男子では75年大会以来40年ぶりの決勝での日本人対決。立ち技で豪快に勝ち上がってきた大野と寝技を中心とした中矢。好対照の2人は決勝でも互いの良さをぶつけ合った。しかし大野が徐々に主導権を握る。体の強さを生かし、相手の再三の引き込みにも応じなかった。1分35秒、手詰まりとなった中矢の大外刈りを返し、小外刈りで技ありを奪った。

 2年ぶりの王座奪還に向けてテーマにしたのは「心のスタミナ」。昨年12月のグランドスラム東京、4月の全日本選抜体重別でも優勝を逃して「どういう時に負けているかは分かっている。本当にしつこい相手とやると集中力が切れている」と課題を見つけた。大会に向けた合宿でも自分より階級が上の選手と積極的に手を合わせた。

 気持ちよく投げられる相手ではなく、思い通りにならない相手と練習することで身につけた我慢と執念。「優勝の味は知っていたけど、今回はタフな試合、ぎりぎりの戦いをものにできた。気持ちで負けなかった」。リオ五輪代表を争う中矢に直接対決3連勝。来年4月までつばぜり合いは続くが、ここで一歩、大野がリードした。

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