遺伝子レベル研究 競技力との相関性「ACTN3」に注目

[ 2015年8月20日 14:01 ]

遺伝学を解説する石井教授

「ハーフアスリート」驚異の身体能力に迫る

 最近では遺伝子レベルの研究も深まりつつある。「この10年ぐらいではっきりしていたのはスポーツ遺伝子という競技力に関連が深い遺伝子があるということ。その中で一番競技力に関係しているだろうというのがACTN3」と石井教授。「ACTN3」は筋肉の中にあるタンパク質をつくる遺伝子で、速筋(瞬間的に大きな力を出す筋肉)の形成促進などの働きがある。

 遺伝子が機能していることを「RR型」または「RX型」、機能していないことを「XX型」と言い、オーストラリアの研究ではスプリント、パワー系のトップ選手は全員が「RR型」か「RX型」だった。一方、「XX型」を持つ人の割合は日本を含むアジア人が30%、白人が15%、西アフリカが3%。遅筋(持続的に力を出す筋肉)の割合が多くなるため、アジア人は先天的には持久系競技に向いた人が多いと考えられる。

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