抜群の注目度 サニブラウン・ハキームは夢の9秒台、19秒台を

[ 2015年8月20日 14:02 ]

陸上短距離 サニブラウン・ハキーム(16歳・東京 城西高2年) 父ガーナ

「ハーフアスリート」驚異の身体能力に迫る

 20年東京五輪の星で、抜群の注目度を誇るのは、やはり男子短距離のサニブラウン・ハキームだ。まだ発達期で上半身の筋肉は付いていないにもかかわらず、1メートル87の上背を生かした規格外の走りを見せている。ガーナ人を父に持つ16歳の自己ベストは100メートルが10秒28、200メートルが20秒34で、それぞれ9秒台、19秒台突入を目指す。

 同じアフリカでも多くの長距離ランナーを生み出しているケニアやエチオピアは東アフリカに位置する。長野マラソン優勝経験のあるケニア人の父を持つ高松望ムセンビ(大阪薫英女学院高)は、昨年の南京ユース五輪3000メートルで金メダルに輝き、世界ジュニア選手権では4位と堂々の成績を残している。

 アジア人同士のハーフでは、サッカー女子でタイ人の母を持つ田中美南(日テレ)がいる。18歳だった13年に飛び級でなでしこジャパンに招集され、次世代の中心選手として期待されている。

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月20日のニュース