松山 5バーディーもトリプルボギーが…24位に後退

[ 2015年8月17日 05:30 ]

15番、グリーン左バンカーから放った第2打はまさかのオーバー!反対側ラフに。このホールトリプルボギーとしてしまった松山英樹

USPGAツアー全米プロ選手権第3日

(8月15日 米ウィスコンシン州コーラー・ウィスリングストレーツ・コース=7492ヤード、パー72)
 第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた。15位で第3ラウンドに臨んだ松山英樹(23=LEXUS)は5バーディーを奪いながら15番のトリプルボギーが響き、71で通算5アンダーの24位に後退した。同じく15位スタートの岩田寛(34=フリー)は70で回り、通算6アンダーで首位と9打差の17位。小田孔明(37=プレナス)は72で通算2オーバーの64位。ジェーソン・デー(27=オーストラリア)が通算15アンダーで単独首位に立った。

 15番パー4が“魔のホール”と化した。序盤でアイアンが切れ、4バーディーを重ねて8アンダーでこのホールを迎えた松山。2打目をグリーン左手前のバンカーに打ち込んだ。ピンまで約20ヤード。アゴが近く難しい状況からの3打目は“ホームラン”。グリーンを大きく越えて奥のラフへ落ちた。「寄せたい意識が強すぎた」と後悔したが、悪夢は終わらない。

 4打目は左足下がりの難しいライからのアプローチ。低く出たボールはグリーンを転がり落ちてラフで止まった。そこから1・5メートルに寄せたが、パットを外して痛恨のトリプルボギーとなった。

 「(首位と)5打差くらいだったのでボギーを打つと厳しくなると分かっていた。16番(でバーディー)を取って9アンダー、10アンダーくらいで終われればチャンスはあると思っていた。もったいなかった」。攻めの姿勢が裏目に出た。

 首位とは10打差。メジャー初制覇は遠のいた。「3日間で14アンダー(最終的に首位は15アンダー)も出されると正直厳しい。自分のベストだったら出せるけど、それが出ないのが現状。もっとレベルを上げないと、そこにはいけないのかな」。最後は松山らしくない弱気な言葉も口にした。

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2015年8月17日のニュース