錦織 8度目対決でナダル超え!元世界1位にストレート勝ちで初4強

[ 2015年8月15日 12:25 ]

ナダルとの準々決勝でリターンをする錦織(AP)

ロジャーズ杯男子シングルス準々決勝

(8月13日 カナダ・モントリオール)
 テニスのロジャーズ杯男子シングルス準々決勝が14日(日本時間15日)、カナダ・モントリオールで行われ、世界ランキング4位の第4シード・錦織圭(25=日清食品)は世界9位で第7シードのラファエル・ナダル(29=スペイン)に6―2、6―4で勝利。過去7戦全敗の強敵を8度目の対戦で下し、大会自身初のベスト4に進出した。

 ナダルとは2008年6月のアルトワ選手権での初対決以来、7戦全敗。ジョコビッチ、フェデラー、A・マリーとともに「BIG4」と呼ばれる選手の中で、が唯一勝ったことのない強敵を相手に、錦織が第1セットから躍動した。

 ゲームカウント1―1で迎えた第3ゲーム、強烈なフォアを決めて早くもブレーク。第5ゲームではナダルの連続ダブルフォルトのミスから30―30とすると、強烈なリターンで崩してラリー戦を制し、またもブレークに成功した。続く第6ゲームもキープして5ゲームを連取すると、5―2からの第8ゲームでは連続でサービスエースを決めるなど元世界1位を圧倒し、6―2で第1セットを先取した。

 第2セットでは、第3ゲームでナダルがまたもダブルフォルトを犯して錦織がブレークに成功。第4ゲームでは3連続サービスエースを決めるなど錦織の勢いは止まらず、続く第5ゲームでは鮮やかなリターンエースを決めてブレークし、4ゲームを連取した。第6ゲームはナダルにリターンエースを決められるなどしてブレークを許したが、試合の主導権は渡さず。サービスゲームをきっちりキープして、1時間23分でストレート勝ちを収めた。

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2015年8月15日のニュース