佐野研二郎氏、デザイン模倣認める…サントリービール賞品の一部

[ 2015年8月15日 00:39 ]

 20年東京五輪エンブレムを手掛けるデザイナーの佐野研二郎氏(43)が14日、自身のデザイン会社の公式サイトを更新。サントリービールのキャンペーン賞品の一部を取り下げた問題について「事実関係を調査した結果、デザインの一部に関して第三者のデザインをトレース(描き写し)していたことが判明した」とし、謝罪した。

 賞品のトートバッグのデザインについて佐野氏は「複数のデザイナーと共同で制作いたしました。その制作過程において管理不行き届きがあったと判断したため取り下げをお願いした」と説明。この企画では夏を連想させるコンセプトのもとデザインを作成してもらったといい、佐野氏はデザインがトレースしたものであることを「想像すらしていませんでした」とした。

 佐野氏はこの事実を厳しく受け止め、責任を痛感、トラブル発生防止に努めるとし「関係者の皆さまには多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを、大変申し訳なく思っております」と謝罪。

 また、東京五輪のエンブレムについては「模倣は一切ないと断言していたことに関しては、先日の会見の通り変わりはございません」などとする見解を示した。

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2015年8月15日のニュース