ロンドン・マラソン最高責任者 ドーピング疑惑放置の陸連批判

[ 2015年8月11日 05:30 ]

 ロンドン・マラソンのビテル最高責任者は9日、大勢の選手に血液ドーピング疑惑があったにもかかわらず、その事実を運営側に伝えてこなかった国際陸連の不透明性を批判した。英サンデー・タイムズ紙によれば、01~12年の男女優勝者24人のうち7人に疑惑がかけられており、違反が明らかになれば賞金の返還を求める姿勢を示した。

 世界反ドーピング機関のリーディー会長は持久系種目に有効とされる血液ドーピングに関して「あまりにも多くの選手が関与」と発言。東京マラソンの上位3人の違反率も13%に達しており世界選手権(22日開幕、北京)を目前にして陸上界の一大スキャンダルに発展する様相を呈してきた。

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2015年8月11日のニュース