錦織 準決勝はチリッチと!全米OP決勝の再戦に「いいモチベーション」

[ 2015年8月8日 06:26 ]

シティ・オープン準々決勝でグロートと対戦した錦織(AP)
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シティ・オープン第5日男子シングルス準々決勝

(8月7日 米ワシントン)
 テニスのシティ・オープン第5日、男子シングルス準々決勝で世界ランキング5位の第2シード、錦織圭(25=日清食品)が世界62位のサミュエル・グロート(27=オーストラリア)と激突。“世界最速”を誇る相手サーブに苦しみながらもストローク戦では圧倒。6―4、6―4とストレート勝ちで大会初のベスト4進出を果たした。

 この日は263キロのサーブ世界最速記録を持つグロートと初対戦。サービスエースを15本決められたが、冷静に試合を進め、1度もブレークされずにストレートで勝利を収めた。

 「彼のサーブの何本かは、本当に見えなかった。235キロくらいになると予想していても速すぎる。リターンするのは簡単ではなかった」と振り返った。

 準決勝では、第3シードのマリン・チリッチ(26=クロアチア)と対戦。昨年の全米オープン決勝で敗れて以来の顔合わせとなる。

 試合後、錦織は「マリンと対戦することがいいモチベーションになっている」と今大会でチリッチとの対戦を楽しみにしていたことを明かした。

 昨年の全米オープン決勝では錦織は3―6、3―6、3―6のストレートで敗れ、日本人として初めて4大大会制覇の快挙はならなかった。

 だが、その後ツアーで4勝を挙げ、通算9勝をマーク、世界ランクも最高で4位となるなど、世界のトップクラスの立場を確保している錦織は「自分は去年より良いプレーヤとなっていると思う」と自信の表情。「もっと辛抱強くなっているし、堅実なベースラインプレーヤーとなった。そして以前よりもっと攻撃的にプレーをするように心がけている」と、その理由を語っていた。

 ▼錦織圭の話 相手に何が効果的かというのをしっかり把握して、自分のプレーに集中した。リターンは簡単ではなかったが、セカンドサーブに対して勇気を持って攻められたことが良かった。

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