五輪追加種目決定は…従来通り3原則重視し28日理事会で承認

[ 2015年8月8日 08:10 ]

東京五輪追加種目8競技連盟ヒアリング

 組織委員会は今後、あらためて種目追加検討会議を開いて対象種目を選出。9月28日の理事会での承認を経て同30日に正式にIOCに提出する。

 選考に当たっては従来通り(1)若者へのアピール(2)日本での機運を高める(3)透明性と公平性の3原則を重視する。初日のヒアリング終了後に会見した御手洗座長は「どの連盟からもオリンピックに入りたいという熱意をひしひしと感じた。これから3原則とIOCから示された35項目に基づき、誠実に検討していきたい」と話した。

 現時点で(1)(2)の条件にマッチする野球・ソフトボールの有利は動かない。日本発祥の空手もほぼ間違いない。焦点はそれ以外の種目が選ばれるのかどうかだ。目安となるのはIOCが最重視している若者へのアピールと参加人数となる。若者の人気という点からするとサーフィンが浮上する。ボウリングも負けてはいない。人数に関してはIOCが事前に示した「追加種目全体で500人」という目安がある。チーム競技の野球とソフトボール、それに空手を合わせると400人を超えるだけに、いかにコンパクトに開催できるかがポイントとなりそうだ。

続きを表示

2015年8月8日のニュース