琴音 自己ベスト67で初首位発進!姉妹Vへ好発進

[ 2015年8月8日 05:30 ]

首位発進に満足げな表情を見せる堀琴音

女子ゴルフツアー meijiカップ第1日

(8月7日 北海道北広島市 札幌国際カントリークラブ島松コース=6500ヤード、パー72)
 19歳の堀琴音(東芝)は5バーディー、ボギーなしで昨年のプロ転向後ではベストスコアとなる67をマークし、自身初の首位発進を決めた。ツアー2勝の姉・奈津佳(23=サマンサタバサ)の妹が史上初の姉妹でツアー優勝を狙う。西山ゆかり(33=フリー)は師匠で男子ツアー5勝の芹沢信雄(55)をキャディーに起用し、69でラウンド。2打差の3位につけた。

 忘れられない苦い思い出だ。堀は昨年のプロテストに3位で合格し、翌週のmeijiカップには主催者推薦で出場。プロデビュー戦がこの試合だったが、予選通過には1打届かなかった。「去年は予選落ちだったので、今年こそという思いがあった」と並々ならぬ気持ちで北海道入り。初日を好成績で終え「いいスタートが切れた」と満足そうだった。

 前夜から朝にかけて雨が降り、粘りがある洋芝は水を含んで重さを増し、多くの選手を苦しめた。堀も「ラフに入るとネチッとして難しい」と手を焼き、1~2メートルの微妙なパーパットを残すこともあったが、しぶとく入れて耐えた。その中で9番は残り74ヤードの第3打を80センチにつけてバーディー、最終18番でも2メートルのバーディーパットを決めるなど4つあるパー5全てでバーディーを奪い「パー5で(バーディーを)取れたことがこのスコアにつながった」と喜んだ。

 前週、最終プロテストが終了し、23人の新人プロが誕生した。86期生で“先輩”となった19歳は「自分も頑張ろうと気持ちが引き締まる」と歓迎。師事する中島敏雅コーチのアカデミーに所属する高木萌衣がプロテストに合格したことも刺激になっているという。

 今季は19試合に出場し、トップ10入りを2度マークするなど初優勝が期待される若手の一人。史上初の姉妹ツアー優勝へ「2日目も最終日もきょうみたいなゴルフができれば優勝にもつながると思う」と快挙達成への青写真を描いた。

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