日本連勝発進!エース上野 貫禄のパーフェクト投球

[ 2015年8月8日 05:30 ]

<日本・オーストラリア>上野は4回をパーフェクトに抑えた

 ソフトボール女子の国際大会「ジャパンカップ」(スポニチ後援)は7日、岐阜県大垣市の大垣北公園野球場で開幕した。5大会ぶりの優勝を目指す日本は、初戦でエース上野由岐子(33=ビックカメラ高崎)が4回をパーフェクトに抑え、4番で起用された藤田倭(24=太陽誘電)が2点本塁打を放つなど、投打がかみ合い、オーストラリアに7―0で5回コールド勝ち。続く台湾戦も6―1で勝利し、連勝発進となった。

 20年東京五輪での実施種目入りを見据え、新戦力を代表に加えた日本。初日にチームに勢いを与えたのは、投打の柱だった。北京五輪戦士で唯一代表入りしているエース上野は、グラウンドの温度計が42度を超える猛暑の中で「守備の負担を減らしたい」と初回から全開。4回を45球6奪三振のパーフェクトピッチングを見せると「経験を積んでほしいから」と後輩にピッチャーズサークルを譲る余裕を見せた。

 打線では今季の日本リーグで日本人最多5本塁打を放っている藤田が光った。初戦は試合を決める2ラン。続く台湾戦でも4番に座りながら、投手としても合計2回をピシャリ。“ソフトボール界の大谷”は「強い気持ちで思い切り振れて、試合の流れをつくるのが4番だと思う」と次代の柱の自覚も十分だった。

オーストラリア(1敗)
 000 00―0
 113 02―7
日  本(1勝)
 (オ)ジョンソン、マッカラム―ホワイト
 (日)上野、山根―我妻、佐藤

日  本(2勝)
 004 000 2―6
 000 001 0―1
台  湾(1敗)
 (日)山根、藤田、山根、尾崎、浜村、中野、藤田―佐藤、我妻
 (台)邱安汝、温佳儀、林盈馨―李思詞

続きを表示

2015年8月8日のニュース