舛添都知事、五輪問題山積も「ロンドンもリオも苦労してきた」

[ 2015年8月7日 18:10 ]

国枝慎吾(左)からタスキを受け取り、笑顔で握手を交わす舛添要一東京都知事

 舛添要一東京都知事(66)が7日、東京・有明で「未来への道 1000km縦断リレー 2015」のグランドゴール式に主催者代表として出席。7月24日から15日間、青森から東京まで復興への願いを込めて、東日本大震災の被災地をランニング、自転車でリレーとつなぎ、東京でゴールを迎えた。

 無事にゴールを見届けた舛添都知事は「青森をスタートして、1000キロメートルを1200人が走っていただいた。東北の復興がなければ日本の復興、再生はないというそういう思いでみんが頑張ったんだろうと思う。心が1つになってうれしく思う。みんなのゴールでますますパワーをいただいた」とあいさつした。

 5年後には五輪・パラリンピックの東京大会が待っている。「東北の復興があって初めて2020年の大会の成功がある。2020年の大会で必ず東北を元気にする、復興するというのを忘れてはいけない」と舛添都知事。新国立競技場問題や大会エンブレムの問題とさまざまな問題が持ち上がっているが「さまざまな困難はありますけど、それはロンドンでもリオでもどこでもそういう苦労をしてきた」とし、「1つひとつ私達が団結して、解決していければ。そして心を1つにして、この2020年の五輪・パラリンピック大会、この東京大会をいまだかつて、歴史上こんな素晴らしい大会はなかったと言われれるぐらいにみんなで全力を上げていきたい」と力を込めた。

 東京大会での東北の支援について力説した舛添都知事。すでにサッカーでは仙台を含め、予選等で各地での開催が決まっている。前年開催のラグビーW杯でも各地の開催が予定されているが、「追加種目によっては予選を東北地方でということもある。また、キャンプ地として東北を使っていただくという努力もしていく」とキャンプ地の候補地としても東北を活用していく考えを明らかにした。

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