遼、エースで首位発進!今季ベスト63「気持ち良かった」

[ 2015年8月1日 05:30 ]

第1ラウンド、4番でホールインワンを達成し、喜ぶ石川遼

USPGAツアークイッケンローンズ・ナショナル第1日

(7月30日 米バージニア州ゲインズビル ロバート・トレント・ジョーンズGC=7385ヤード、パー71)
 石川遼(23=CASIO)が首位発進した。前半の14番から6連続バーディーを奪うと、後半の4番パー3ではホールインワンを達成。1イーグル、6バーディー、ボギーなしの63をマークした。石川の米ツアーでのホールインワンは13年3月のプエルトリコ・オープン以来2度目。同ツアーで首位に立つのも5月下旬のクラウンプラザ招待の第1ラウンド以来2度目となった。

 石川が今季のベストスコア63をマークし米ツアー2度目の首位スタートを切った。公式会見にも呼ばれ「冷静ないい集中力でやれた。いいプレーだった」とうなずいた。

 インから出て5ホール目に快進撃が始まった。14番で2・5メートル、15番は1・5メートルのパットを決めた。16~18番では5~7メートルをねじ込んだ。6連続バーディーは11年のツアー外競技ザ・レジェンド・チャリティー・プロアマ(千葉・麻倉GC)で経験しているが、日米を通じツアーでは自己最多。「パットの転がりが非常に良かった。打っていて凄く気持ち良かった」と満足そうだった。

 ホールインワンを達成した4番は池越えのパー3。米ツアーが公表した距離は176ヤード。8Iで打った球は高い軌道を描きグリーン縁に落ちた。そこから緩やかな傾斜を下りカップイン。「いいショットが打てた。一回止まりかけていたのが戻ってきてくれて、ラッキーと思ったのが入ってくれた。ついているなと思う」。同伴競技者らとハイタッチで喜んだ。

 13年プエルトリコ・オープンでのホールインワンは「ミスショット」と振り返る。今回は「打った瞬間ほとんど完璧だと思った。思ったところよりも奥に行ったのは6連続バーディーの後のアドレナリンも出ていたかもしれない」と分析した。

 5月のクラウンプラザ招待以来となる首位発進にも浮かれることはない。来季のシード権確保に向け一つでも上を狙いたいところ。「ゴルフは72ホールやって初めて成立。まだまだかなと思う」と気を引き締めていた。

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2015年8月1日のニュース