シンクロ日本、チームFRで3個目銅!宿敵ウクライナに雪辱!

[ 2015年8月1日 05:30 ]

チーム・フリールーティン決勝の演技を終え、井村雅代ヘッドコーチ(右から3人目)と喜ぶ日本

水泳世界選手権第8日

(7月31日 ロシア・カザニ)
 シンクロナイズドスイミングのチーム・フリールーティン(FR)決勝が行われ、日本(箱山、乾、三井、中村、林、丸茂、中牧、吉田)は93・9000点の3位となり、チームとデュエットのテクニカルルーティン(TR)に続いて、今大会3個目の銅メダルを獲得した。1位は98・4667点でロシア、2位は96・1333点の中国だった。

 価値ある3位だ。宿敵ウクライナに銅メダルを奪われたデュエットFRから一夜明け、シンクロの五輪種目としては、これが最後の演技だった。前日30日の試合後、井村雅代ヘッドコーチ(64)は「チームで止めないと、ウクライナに勢いつけさせたらいかんから」とハッパをかけた。来年のリオデジャネイロ五輪まで、ジャッジの記憶にも今大会の印象は残るはず。それだけに、2勝1敗で迎えたライバルとのつばぜり合いを、引き分けで終わらすわけにはいかなかった。

 選手たちも今大会を通じて意識が変わった。これまでは遠い存在だったメダルに触れ、戦うことの楽しみを覚えた。井村ヘッドコーチも選手たちの心境の変化を感じ取っており「成長したな」と目を細める。戦う集団と化したシンクロ日本が、来年のメダルラッシュを予感させた大会だった。

 【シンクロナイズドスイミング】
 ▽チーム・フリールーティン決勝
(1)ロシア98・4667点
(2)中国96・1333点
(3)日本(乾、三井、中村、箱山、吉田、中牧、丸茂、林)93・9000点

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