相撲個人決勝 城山が高校横綱 平成で初の連覇 団体戦で2冠狙う

[ 2015年7月30日 05:30 ]

城山(右)が田中を寄り倒しで破る

 全国高校総体(インターハイ)第2日は29日、兵庫・洲本市文化体育館などで行われ、相撲の個人決勝は城山聖羅(石川・金沢工)が寄り倒しで田中大介(愛媛・野村)を退け、2年で初優勝した昨年に続いて高校横綱に輝いた。2連覇は86、87年の成田晴樹(青森・弘前実)以来で、平成では初めて。尾上親方(元小結・浜ノ嶋)のおいの川上竜虎(熊本・文徳)は4強入り。佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)の長男・鎌谷将且(埼玉栄)は32強止まりだった。陸上の女子400メートルは日本選手権3位の石塚晴子(東大阪大敬愛)が53秒30の大会新記録で初優勝、男子400メートルは船戸大輔(東福岡)が47秒06で制した。

 <相撲個人>城山が平成初の2年連続高校横綱に輝いた。自身が優勝した5月の金沢大会と同じ顔合わせとなった決勝で田中を力強く寄り倒し。成田以来28年ぶりの連覇を18歳の誕生日に成し遂げた1メートル84、160キロの大型力士は「去年は伏兵、今年は獲って当たり前と言われた。忘れられない誕生日」と涙を流した。来年4月から東洋大に進み、プロ入りは「進学してから決めたい」と説明。きょう30日の団体戦でも連覇を狙う。53、54年の中尾三郎(和歌山商)以来61年ぶりの2年連続2冠の偉業へ「切り替えて達成したい」と宣言した。

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2015年7月30日のニュース