真央出場の中国杯に医師帯同 “ノーモア羽生”迅速処置で守る

[ 2015年7月29日 05:30 ]

 “ノーモア羽生”へ連盟が動いた。今季のフィギュアスケートの国際大会で、日本連盟がドクターを帯同する大会数を昨季より増やすことが28日、分かった。昨季のGPシリーズ・中国杯ではソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(ゆづる、20=ANA)が練習中に中国選手と激突。流血して脳振とうも疑われたが、同大会は連盟ドクターが不在だった。

 これまで日本連盟は選手の派遣人数に応じてドクターの帯同可否を決めてきたが、関係者は「昨年の中国杯のこともあり、今季は大会数を増やします」と明かした。今季復帰する浅田真央(24=中京大)がエントリーしている中国杯(11月6日開幕、北京)のドクター帯同は既に決定しており、羽生のGP初戦となるスケートカナダ(10月30日開幕、レスブリッジ)も検討している。

 昨年の中国杯は、米国チームのドクターが羽生の治療などを行った。関係者は「全ての大会というわけではない」と言うものの、日本のトップスケーターを予期できない負傷や事故から守るために手を尽くす。

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2015年7月29日のニュース