白鵬「一生忘れない」賜杯 兄貴分引退場所で35度目V

[ 2015年7月28日 05:30 ]

35度目∨から一夜明け、上機嫌でガッツポーズを決める白鵬

 2場所ぶり35回目の優勝を果たした横綱・白鵬は千秋楽から一夜明けた27日、名古屋市内で会見を開き、旭天鵬への思いを存分に語った。

 一生に一度しか訪れない引退場所で、自らの優勝パレードの旗手を務めてくれたことに「先場所できなかった優勝が今場所は自分に転がってくる。不思議な巡り合わせというのかな。目に見えない力があるんだなあ」と一夜明けても興奮が冷めない様子。そして「幕内最高優勝を1回されていますし、その最後の花道にふさわしい(白鵬自身の)35回目の優勝。私の相撲人生で一生忘れない大変いい思い出の場所の一つになりました」と振り返った。さらに「寂しさはあるけど本人の決めたことだし、親方として近い距離で支えてもらえれば」と立場が変わる中で今後もともに角界を盛り上げることを誓った。

 また会見では、テレビ中継の解説で自身のことを「力が落ちた」と評した舞の海秀平さん(元小結)についても一言。「寂しいことは言わず、相撲道発展のために一生懸命やってますから、もう少し温かい言葉をいただければ」と笑顔を交えながらチクリと注文した。

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2015年7月28日のニュース