日本、初戦で米国に0―3完敗 バレーWGP決勝リーグ

[ 2015年7月23日 11:47 ]

 バレーボール女子のワールドグランプリは22日、米ネブラスカ州オマハで決勝リーグが始まり、日本は昨年の世界選手権女王米国に0―3で完敗した。3セットで合計45点しか奪えなかった。

 日本はなすすべなく、世界1位の米国に敗れた。わずか1時間20分でストレート負け。サーブレシーブの乱れからセッターへの返球が狂い、アタッカーへのトスが合わない悪循環。真鍋監督は「これだけ練習してコンビネーションが合わないのはどうなのか」と連係不足を嘆き、試合後は緊急の選手間ミーティングが開かれた。

 約20分間の中で話し合ったのは、セッターとの呼吸やチーム全体の取り組む姿勢について。主将の木村(東レ)は「今はここにいるメンバーでしか助け合うことはできないし、勝つチームにしていくこともできない」と仲間に訴えた。先発したセッター古藤(久光製薬)は「多少乱れても決め切るトスや、スパイカーに気持ちを発揮させる部分も反省点だった」と唇をかんだ。

 残り4試合。五輪出場権を懸けた8月開幕のワールドカップ(W杯)に向けた貴重な実戦を無駄にしないため、下を向いている時間はない。

 五輪2連覇のブラジルは3―1で中国に、ロシアが3―0でイタリアにそれぞれ勝った。日本は23日に中国と対戦する。(共同)

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2015年7月23日のニュース