2冠サニブラウン ボルトに挑戦状「最終的に世界記録超えたい」

[ 2015年7月23日 06:50 ]

世界ユース選手権から帰国、取材に応じるサニブラウン・ハキーム

 陸上の世界ユース選手権(コロンビア・カリ)で男子100、200メートルの2冠を達成したサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)が22日、成田空港着の航空機で帰国し、将来的な世界記録更新を口にした。200メートルは03年にウサイン・ボルト(ジャマイカ)が出した20秒40の大会記録を更新する20秒34をマーク。これが大きな自信となり「小さい目標をクリアしていって、最終的に世界記録を超えたい」と言い切った。

 世界選手権(8月22日開幕、中国・北京)の参加標準記録20秒50も突破しており日本代表入りは確実。「(ボルトには)まだ勝てないので一緒に走りたくないけど、そう言ってるうちに彼が引退しちゃうので早めに走ってみたい」。ガーナ人の父と日本人の母を持つ16歳は、28歳の世界最速男に挑戦状も叩きつけた。

 10秒28で制した100メートルでは日本人初の9秒台を視野に入れる。「9秒台は通過点。ベストの走りをすればタイムは勝手についてくる」と自信。次のレースは29日開幕の高校総体(和歌山)で、100、200メートルと400メートルリレーに出場予定。凱旋レースで規格外の走りを披露する。

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2015年7月23日のニュース