水泳世界選手権で食料没収のピンチ?カップ麺衣類の下に隠して対策

[ 2015年7月21日 12:07 ]

世界選手権への意気込みを語る寺内

 UFOも没収!?―24日に開幕する水泳の世界選手権(ロシア・カザニ)の選手村で手荷物検査が行われており、現地からの一部情報によると到着済みの日本代表メンバーが食料を没収されたという。21日には飛び込みの日本代表がロシアに移動。出発前の成田空港でスタッフから通達があり、選手たちは空港内でスーツケースを開き、缶詰やカップ麺、米などの食料を衣類などの下に隠すなど対策を取った。

 体力を消耗する水泳選手にとっては大きな痛手だ。過去五輪に4大会出場経験している飛び込み界のレジェンド、寺内健(35=ミキハウス)も手荷物を整理。「(食糧が持ち込み禁止で)全部没収らしいです。僕はおかきとナッツ、UFOを持って行きますけど…」と嘆いた。約15年前のオーストラリア遠征では税関チェックでカップ麺を怪しまれ、係員にスープとかやくを抜き取られ、残された麺だけ渡されたこともあるとか。その時、「よう考えたら、こんなモン食えるか」と、ブチ切れた過去を振り返った。

 また、高飛び込みで日本女子初のメダルに期待が掛かる15歳の板橋美波(JSS宝塚)はミニどん兵衛を2つ持参。しっかりとバスタオルに包んで隠し、笑顔で機上の人となった。

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2015年7月21日のニュース