松山 残ったV圏内 バーディー先行「71」

[ 2015年7月20日 05:30 ]

1番、ティーショットを放つ松山

USPGAツアー 第144回全英オープン第4日

(7月19日 英国セントアンドリュース・オールドコース=7297ヤード、パー72)
 当初の予定より1日遅れて第3ラウンドが行われ、首位と4打差の10位から出た松山英樹(23=LEXUS)は3バーディー、2ボギーの71で回り通算7アンダーとした。前日は強風のため約10時間半の中断を挟んで第2ラウンドの残り4ホールを消化し、セントアンドリュースでの日本人最少スコアとなる66をマーク。通算6アンダーに伸ばし、64位から10位にジャンプアップした。ダスティン・ジョンソン(31=米国)が通算10アンダーの首位で決勝ラウンドに進んだ。

 松山の表情に緊張感が漂った。第3ラウンドの最初のショットは大きく右へ。ボールはクリークの手前5ヤードで止まった。一瞬ひやりとさせたが、そこからピン奥6メートルに付けてパー発進。続く2番でバーディーを奪った。ピン手前に乗せると、5メートルのパットをカップイン。通算7アンダーに伸ばし6位に浮上した。

 その後は3~5メートル前後のチャンスを立て続けに逃した。7番では残り77ヤードの第2打をピン手前1メートルにぴたりと止めたが、バーディーパットはわずかに右に外れた。しかし9番でアイアンでティーショットをフェアウエーに運び、第2打をピン左50センチにつけて2つ目のバーディーを奪った。

 前日は午前7時に第2ラウンドの15番から競技を再開。このホールをパーで終えると、7時32分に中断。約10時間半も待たされ、16番に戻って来たのは午後6時。難関の17番パー4は第2打を左のトミーズバンカーの手前に落としながら1メートルに寄せてパーを拾うなど、スコアを崩さずホールアウト。時計の針は午後7時を指していた。第2ラウンドスタートは前日の午後5時40分。2日がかり25時間20分に及んだ長い戦いは幕を下ろした。

 体力、気力がそがれる中で第2ラウンドベストスコアの66をマーク。“聖地”セントアンドリュースの日本人ベストスコアも2打更新。平均パット数1・33は全体で1位と小技の快進撃だった。

 第2日は午後9時頃までプレーした。3時間しか睡眠を取れなかったため、中断中に20~30分の仮眠をこまめに取ることでカバーした。第3ラウンド、最終ラウンドが1日ずれ込んで88年以来、27年ぶりの月曜日決着となる今大会。「今から繰り返して(第3ラウンド)スタートはきついので、それはそれでいい」と長期戦も歓迎していた。

 「メジャータイトルを獲る準備?できていると言いたいですね」。どこまでも不敵な男が、日本ゴルフ界のエポックメーキングになる。

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