新国立デザイン事務所に変更連絡 施工業者との契約も破棄へ

[ 2015年7月17日 20:41 ]

 新国立競技場建設の事業主体である日本スポーツ振興センター(JSC)の河野一郎理事長は17日、政府が計画を白紙に戻したことを、デザインを手掛けた建築家、ザハ・ハディド氏の事務所に伝えたと明らかにした。下村博文文部科学相から、建築資材の一部発注で施工業者の大成建設と結んだ契約の破棄を指示されたことも明かした。

 河野理事長は政府の判断を「大変重く受け止めている」とし、今後は「指示を待って速やかに対応したい」と述べた。総工費が増大したことへの批判には「(JSCとして)最善のことはやってきた」と主張し、自身の責任については「しっかり(政府の)指示に従ってこれまでも動いてきたし、今後もそうしたい」と話すにとどめた。

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2015年7月17日のニュース