全勝対決制した照ノ富士 もろ差し許すも圧倒「焦らなかった」

[ 2015年7月16日 20:55 ]

<大相撲5日目>照ノ富士はすくい投げで栃煌山を下し全勝対決を制する

大相撲名古屋場所5日目

(7月16日 愛知県体育館)
 照ノ富士は栃煌山との全勝対決を制し、新大関場所の序盤を勝ちっ放しで乗り切った。もろ差しを許したが「別に焦らなかった」との言葉通り右をこじ入れ、最後は力強いすくい投げを決めた。支度部屋に戻ると、付け人に「懸賞何本ついていたの」とおどけて聞く余裕まで見せた。

 プレッシャーとまるで無縁。他の大関陣に黒星がついている中「このくらい勝てないと駄目じゃない。そういう意識でやっている。いつも通りできている」と涼しい顔。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「緊張していたら不利な状況で前に出られない。まだ強くなる余地がある」と、進化する弟子を評した。

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2015年7月16日のニュース