渡部暁「課題を着実にクリア」複合陣が白馬合宿公開

[ 2015年7月16日 18:45 ]

 ノルディックスキー複合の日本チームが16日、合宿中の長野県白馬村で取材に応じ、2014~15年シーズンのワールドカップ(W杯)個人総合で自己最高に並ぶ2位となった渡部暁斗(北野建設)は「一つ一つ、課題を着実にクリアしている」と夏場の調整に自信をのぞかせた。

 距離の練習拠点、白馬スノーハープは6月からローラースキーのコースが使えるようになり、練習環境が充実した。この日は各選手が1・5キロのコースを5周し、周回ごとに心拍数や乳酸値を計測。データを練習メニューの作成に役立てていく方針で、渡部暁は「日本にこれだけいいコースはない。実戦に近い」と歓迎する。

 走力向上を目指すチームは、新たに上半身や体幹強化にも取り組み始めた。河野孝典ヘッドコーチは「今までと同じことをやっていたら変わらない」と言う。

 渡部暁斗の弟善斗(北野建設)や加藤大平(サッポロノルディックク)永井秀昭(岐阜日野自動車)らも精力的に練習に励んでいる。複合陣は18、19日の白馬での記録会に参加し、新シーズンへのスタートを切る。

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2015年7月16日のニュース