29歳ママさん選手佐藤希望が本戦進出「子供がいるからか、ゆとりある」

[ 2015年7月15日 08:55 ]

 フェンシングの世界選手権第2日は14日、モスクワで行われ、エペ個人の予選で女子はロンドン五輪代表の佐藤希望(大垣共立銀行)が本戦進出を決めた。下大川綾華(テクマトリックス)大橋里衣(なとり)山田あゆみ(城北信用金庫)は敗退した。

 男子では坂本圭右(自衛隊)が本戦へ進んだが、宇山賢(香川ク)山田優(日大)は敗れた。見延和靖(ネクサス)は、ランキングによるシードで本戦出場を決めている。

 2013年に男児を出産した女子エペの佐藤(旧姓中野)が、昨年9月の復帰から1年以内に迎えた大舞台で躍動。日本勢で唯一、この種目で予選を突破した。

 予選プール初戦で敗れて「逆に割り切れた」という。その後はきっちり足を動かすフェンシングを心がけ、好結果を出した。以前に比べて「子供がいるからか(精神的に)ゆとりがあり、考えてできている」という29歳のママさん選手は、虎視眈々と上位進出を狙う。(共同)

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2015年7月15日のニュース