照ノ富士 連日「99・9点」も4日目直接対決の高安に警戒心

[ 2015年7月15日 05:30 ]

妙義龍をきめ倒しで破った照ノ富士

大相撲名古屋場所3日目

(7月14日 愛知県体育館)
 3連勝を飾って戻ってきた西の支度部屋。照ノ富士はテレビで「鶴竜―高安」の取組を真剣に見入った。注目したのは4日目の相手の高安。鶴竜が勝ったものの「高安強いんだよな。やりづらいんだよな、あいつ。重いんだよ」と警戒心をあらわにした。そして「根性あるから好きですよ」と人間性を認める発言も。

 自身は平成生まれ初の大関だが、高安は平成生まれ初の関取だ。たとえ番付は追い抜いても意識する存在であることは変わらない。その分、負けられない気持ちも強い。

 土俵上では右張り差しで妙義龍の当たりを止めた。そして左は抱え、右はおっつけ。勝機と見るや一気に前に出て豪快にきめ倒した。前日同様、この日の相撲も「99・9点!」。だが、残りの0・1点については「分からん。親方に聞く」と報道陣を笑わせた。前日休場した兄弟子・日馬富士からは「俺の分まで頑張れ」と励まされた。新大関が暑さを増した名古屋の地で完全に乗っている。

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2015年7月15日のニュース