佳純も美誠も…世界1位・丁寧に日本勢“3連敗”「実力不足」

[ 2015年6月28日 05:30 ]

渋い表情を見せる石川

荻村杯ジャパン・オープン第4日

(6月27日 神戸総合運動公園体育館)
 卓球の荻村杯ジャパン・オープン第4日は神戸総合運動公園体育館で行われ、女子シングルスで伊藤美誠(14=スターツ)と石川佳純(22=全農)が世界ランク1位の丁寧(中国)に2回戦と準々決勝で続けて敗れ、日本勢は前日(26日)の1回戦の平野美宇(15=エリートアカデミー)から“女王”に3連敗。男子シングルスでは吉村真晴(21=愛知工業大)が日本勢でただ一人、準決勝に進出した。

 女王に日本勢が圧倒された。準々決勝はエースの石川が丁寧に挑戦。スマッシュを打ち返すなど互角以上に渡り合って第1ゲームを11―7で先取も、第2ゲーム以降は一方的な展開となった。強烈な回転がかかる、しゃがみ込みサーブへの対応に苦慮。「実力不足。攻める時はもっと攻めきらないと。チャンスボールをミスすれば流れが変わる」と肩を落とした。

 2回戦で伊藤も女王に初挑戦して1―4で敗れた。2人とも奪えたのは1ゲームだけ。それでも女子日本代表の村上監督は石川に「打倒・丁寧」の可能性を感じたと説明した。「ラリーで対等。決めにいくからミスも出たが、ちょっとしたことで点数は変わる。重圧がかかる五輪になればチャンスは出てくる」。楽観しているわけではないが「みんな若いから伸びる可能性はある」とリオデジャネイロ五輪までのレベルアップを見据えた。

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2015年6月28日のニュース