美誠 初戦突破に大興奮!「まだ震えが止まってない」

[ 2015年6月27日 05:30 ]

1回戦を突破した伊藤美誠はガッツポーズ

 卓球の荻村杯ジャパン・オープン第3日は26日、神戸総合運動公園体育館で男女単複の本戦がスタートした。女子シングルスで世界ランク19位の伊藤美誠(14=スターツ)は4―2で同28位の劉斐(中国)を下し、2回戦に進出した。27日の2回戦は、1回戦で同じ中学3年の平野美宇(15=エリートアカデミー)を下した女王・丁寧(中国)に挑む。準々決勝に進んだ石川佳純(22=全農)は伊藤VS丁寧の勝者と対戦する。

 “王国”の強敵を破った美誠は、派手なガッツポーズで14歳らしく喜びを表した。試合後の会見でも興奮は収まらない。「まだ震えが止まってない。ちょっと頭が痛い。競った試合になると貧血になる。それかな」と笑った。

 世界ランクでは自分が上で、カットマンへの苦手意識もない。それでも前日25日夜は試合映像を入念にチェック。試合前にメモに目を通し「無理に決めにいかず、粘っていく」という戦術を確認した。「思い切りいきすぎた」5ゲーム目を落とすも、すぐに修正。粘りながら好機を待ってスマッシュを決め、競り勝った。

 試合前にはギネス世界記録の授与式。昨年3月のドイツ・オープンでのダブルス(平野とのペア)、今年3月の同オープンでのシングルスの最年少優勝が認められたもので、「光栄です」と発奮材料だった。次戦は世界ランク1位の丁寧に挑む。

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