サラザール氏がドーピング疑惑否定「違反は許さない」と声明

[ 2015年6月25日 08:28 ]

 2012年ロンドン五輪の陸上男子1万メートル銀メダリスト、ゲーリン・ラップ(米国)に禁止薬物を摂取させた疑いがあると英BBC放送などで報じられた陸上中長距離の米国指導者、アルベルト・サラザール氏が24日、公開書簡で疑惑を全面否定し「選手に対するドーピング違反は決して許さない」との声明を発表した。

 56歳のサラザール氏はロンドン五輪男子長距離2冠のモハメド・ファラー(英国)らも指導している。過去の違反を指摘されたラップの疑惑については以前から甲状腺疾患とぜんそくの症状を抱え、治療目的の措置はあったが、ドーピング違反は一度もないと主張。「選手は世界反ドーピング機関と国際陸連の規定に従わなければならない」と強調した上で「こうした間違った疑惑が広まることが悲しい。ドーピングに関しては、いつも十分注意している」と反論している。(共同)

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2015年6月25日のニュース