錦織2年連続4強!身長203センチのヤノビチをフルセットで下す

[ 2015年6月20日 00:18 ]

ゲリー・ウェバー・オープン準々決勝でヤノビチと対戦した錦織圭(AP)

 男子テニスのゲリー・ウェバー・オープン第7日は19日、ドイツのハレでシングルス準々決勝が行われ、世界ランキング5位で第2シードの錦織圭(25=日清食品)は世界51位のイエジ・ヤノビチ(24=ポーランド)を6―4、5―7、6―3で下し、2年連続の4強入りを果たした。

 身長203センチのビッグサーバーとの初対戦。第1セット、序盤は互いにサービスゲームをキープする展開となったが、錦織は自身のサービスゲームを危なげなくキープし、具逆に相手のサービスゲームでは3連続でジュースに持ち込むなど押し気味に試合を進め、5―4で迎えた第10ゲームでついにブレークに成功した。

 続く第2セットは第3ゲームでブレークを許し、第6ゲームではトリプルブレークポイントのチャンスを逃したが、第10ゲームでブレークバックして5―5のタイに。ところが続く11ゲームで再びブレークを許して結局、このセットを5―7で落とした。

 第3セットは錦織が第2ゲームでブレークし、続く第3ゲームでヤノビチにブレークを許したものの、第4ゲームで再びブレークバック。その後は自身のサービスゲームをキープ。粘るヤノビチを振り切った。

 ウィンブルドン選手権(29日開幕、英国)の前哨戦となる大会。芝コートでのビッグサーバーとの対戦は錦織にとって格好の試金石で、苦しみながらも2013年のウィンブルドンでポーランド男子初の4強入りを果たしたヤノビチからの勝利は本番に向けて大きな収穫となった。

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