太田が「満点」日本タイ記録で9連覇! 男子105キロ超級

[ 2015年6月15日 05:30 ]

男子105キロ超級のジャークで日本新記録の227キロに成功した太田

 重量挙げの全日本選手権最終日は14日、福島・いわき市立総合体育館で行われ、男子105キロ超級でロンドン五輪代表の太田和臣(九州国際大職)がスナッチで185キロ、ジャークで日本新記録の227キロを挙げ、自身の日本記録に並ぶトータル412キロで9連覇を果たした。男子105キロ級は持田龍之輔(日大)が2連覇した。女子75キロ超級でロンドン五輪代表の嶋本麻美(金沢学院大職)はトータル251キロで2年連続7度目の制覇。同75キロ級は神谷歩(金沢学院大職)が初優勝した。

 男子105キロ超級の太田はジャークで日本新の227キロを挙げると雄たけびを発した。トータルでも日本記録に並び「もう少し狙えたが、6本成功して日本記録に触れた試合展開は満点」と喜んだ。

 7月に29歳になる第一人者。軽めのバーベルを挙げる練習を繰り返したり、筋力強化に努めるなど体づくりを見直している。「最近はケガが増えてきた。余裕を持って重い重量を挙げられるために体を強くしている」と成果がうかがえた9連覇に納得顔だった。

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