国枝 ダブルスも制し2冠「まだまだ強い、と思わせることができた」

[ 2015年6月6日 08:32 ]

車いすの部の男子シングルス、ダブルスを制し、二つの盾を手に喜ぶ国枝慎吾

 テニスの全仏オープン車いすの部は5日、パリのローランギャロスで行われ、男子の国枝慎吾(ユニクロ)がゴードン・リード(英国)と組んだダブルス決勝でグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)ニコラ・パイファー(フランス)組を6―1、7―6で下し、自身2年ぶり6度目となる優勝を果たした。シングルスで2連覇した国枝は、全仏では2010年以来の2冠を達成した。

 31歳の国枝は第2セットのタイブレークを制して優勝を決めると、リードと抱き合って喜んだ。全仏では5年ぶりの単複2冠に「目標としていたのでうれしい。まだまだ国枝は強い、と周りに思わせることができた」と胸を張った。「シングルスよりリラックスしてできる。やればやるほどかみ合う」と楽しみを感じながら、頂点に立った。2020年東京パラリンピックの金メダルを将来の目標に掲げ、「それまでは気が抜けない。若手の壁になりたい」と言葉に力を込めた。(共同)

続きを表示

2015年6月6日のニュース